黄金株とは?
黄金株 (golden share)とは、
株主総会などにおける決議事項について拒否権を 発動できる株式をいいます。
別名、「拒否権付き株式」、「拒否権付種類株式」ともいわれます。
新会社法では、拒否権をもつ株式と、拒否権をもたない株式とを発行できるようになりました。
通常は、株主総会や取締役会などで決議されれば決定ですが、
拒否権付の株式を発行している場合には、拒否権付の株式をもっている株主の総会での承認決議が必要となります。
(あらかじめ、拒否権付の株式を発行するときに、決議事項を定めておく必要があります。)
この拒否権付の株式を、友好的な株主にあらかじめ与えておくことにより、M&A、敵対的買収対策にもなります。
黄金株のメリット
- 企業の合併などに関して拒否権がある黄金株を友好取引先などの一部の株主に付与しておけば、
たとえ敵対的買収などで過半数以上の株式を買い占められていたとしても、黄金株の拒否権を使って拒否することができる。
黄金株のデメリット
- 黄金株の権利が強すぎるため、黄金株が不正に利用された場合、一般株主に不利益が生じる可能性がある。
黄金株をめぐる状況
- 日本では、会社法施行前の2005年秋に、東京証券取引所は、1株だけで会社の重要決議に関する拒否権を持つ黄金株の発行は、他の一般株主の権利をあまりにも不当に制限するとの理由から上場会社には原則認めないとしていたが、その後株主総会で過半数が賛同すれば黄金株を無効にできる仕組みを義務付けるなどの一定の条件付で容認する方向に転換した。
- 世界を見てみると、アメリカでは主要証券取引所で黄金株の発行が禁止されている状況であり、EUでは各国で廃止が訴えられている状況である。